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商品撮影における、オプション費用の内訳【発注時にチェックしたい項目】

ショッピングサイトを中心としたスタジオ撮影には撮影料、スタジオ利用料や商品管理費などが含まれますが、オプション費用が別途発生する可能性があります。今回は、一般的な撮影スタジオで求められる可能性があるオプション費について、ご説明いたします。

商品撮影の基本料金に含まれるもの

まずは、基本料金とは何か?についての説明です。主に、撮影料(フォトグラファーの技術料+機材費)とスタジオの利用料が含まれることが一般的です。外部スタジオをレンタルして撮影する場合は、1時間あたり5,000~15,000円程度の費用がかかってくるため、経費を抑えたいときには自社スタジオを完備した撮影サービスを利用いただくことをおすすめします。
また、格安の撮影サービスだとJPEGで撮影してそのまま納品、という会社が多いので、1点注意が必要です。弊社では原則、撮影現場で色測定を行い、色調整を行なってから納品していますが、効率優先で色調整作業を行っていない場合、商品本来の色味を出せない場合もあります。

商品撮影で使用される機材を要チェック!

もうひとつ、オプション費本来の話題とは異なるかもしれませんが、格安の撮影業者(特にプロフォトグラファーが運営する撮影スタジオではない企業)では、ハイレベルな商業写真を撮影するためのライティング機材が充実していないことが多いために注意が必要です。通常はストロボと呼ばれるライティング機材数灯に加え、ソフトボックスやグリッドライト、サイズの異なるリフレクターやディフューザー(光を柔らかくする機材)といったさまざまなアクセサリー類で光を厳密にコントロールし、最適な効果を生み出していきます。また、あまりに安価な機材を使用すると色温度といって色調にばらつきが出てしまうため、1カットごとの品質が保たれない、という状況が発生してしまいます。
仕上がりのクオリティにこだわる場合、発注時にはどんな機材を使用されているか、確認していただいた方がよろしいかもしれません。

「商品撮影」のオプション費用を解説

さて、前置きが少し長くなりましたが、ここからはいよいよ各種オプション費用の解説です。

一般的な「商品撮影」のオプション費用
アイロンがけ
光り物撮影
切り抜き・背景透過
高解像度納品
背景紙・布変更
小物使用料
俯瞰撮影
トリミング
リネーム
レタッチ(画像修正・合成)
ライティング変更
色調整費用
商品管理手数料

オプション費用:アイロンがけ

アパレル撮影など、商品へのアイロンがけは有料の場合が多いです。1点あたり300円程度が目安の費用感となっています。

「商品撮影」オプション費用:光り物撮影

表面に写り込みやすい商品は、ライティングを変更する必要があるため、オプション費用が発生するケースが多いです。例としては皮革製品、プラスティックやエナメルといった光沢素材、アクセサリー類といった貴金属、化粧品ボトルなどが挙げられます。

「商品撮影」オプション費用:切り抜き・背景透過

背景を完全な白にした切り抜きは一定工数がかかるため、別料金となることが多いです。

「商品撮影」オプション費用:高解像度納品

格安撮影はほとんどがEC向け解像度のため、カタログなどの紙媒体で使用する際には別途高解像費用がかかることが多いです。1カットあたり数百円の費用が目安となります。

「商品撮影」オプション費用:背景紙・布変更

背景に引くバックペーパーや布などを変更してさまざまなイメージの写真を撮る場合、一般的に追加する背景1パターンにつき、費用が加算されます。2,000円程度が相場となっています。

「商品撮影」オプション費用:小物使用料

スツールや植物、雑貨といった小物を使用したイメージカットを撮る際には、使用料金がかかる可能性があります。撮影スタジオによって一部は無料貸し出しOKなこともありますが、別途手配を行う必要がある際にはその分の費用が必要です。

「商品撮影」オプション費用:トリミング

ECショッピング撮影やSNS撮影では、最終的に使用する形式によってトリミング(クロップ)が必要なケースがあります。よく寄せられるご要望としては1000×1000ピクセルの正方形にトリミングしてほしい、というものがあり、インスタグラムに使用する写真も基本的には正方形になります。
専用のソフトで1点ずつトリミングし、問題がないか確認する必要が出てくるため、別途費用となる可能性が高いです。

「商品撮影」オプション費用:リネーム

商品を品番+通し番号のような形で名前を付け替え(リネーム)てほしい、というご要望も時々頂戴します。商品撮影でカット数が多くなると、数百点の写真の名前を1点ずつ付け替え、間違いがないか別のスタッフがダブルチェクすることが必要になるため、別途費用がかかります。

「商品撮影」オプション費用:レタッチ(画像修正・合成)

弊社にも一番多く寄せられる質問のひとつが、レタッチに関するものです。弊社スタジオの場合、色調整は基本料金に込みですが、一定工数が必要となるレタッチ(画像修正・合成)に関しては別途費用とさせていただいています。
もともと大手広告代理店や広告制作で培った写真合成技術にはかなり自信があるのですが(業界トップクラスと自負しています)、それでもかなりリーズナブルな費用で提供させていただいています。ご不安な方は是非お問い合わせいただければと思います。

「商品撮影」オプション費用:ライティング変更

撮影サービス企業によっては、特殊なライティングだと別途費用が発生する場合があります。事前にHPで確認した方がよいでしょう。

「商品撮影」オプション費用:色調整費用

通常、格安の撮影サービスだと色調整をほとんど行わず、JPEGで撮影を行ってそのまま納品することが多いようです。ハイエンドデジカメはもともと記録できる画像のレンジがかなり広いのですが、JPEGのみだと微細な表現が難しく、一部の色だと大きく実物と異なってしまう可能性があります。色調整が基本料金に含まれているかどうかも、重要な確認事項といえるでしょう。

「商品撮影」オプション費用:商品管理手数料

商品点数が多くなると、一点一点の商品を確認するために一定の工数が必要となります。似たデザインの商品をわかりやすく並べて撮影順を記録し、撮り漏れやミスを防ぐには複数のスタッフで確認を行う必要があります。別途費用が必要なスタジオもありますので、事前のご確認をおすすめします。

列挙しましたが、概ね以上となります。
各社、できるだけ安価に対応するためにさまざまな企業努力を行なっていると思いますが、特に作業工数が多く、納期がタイトな案件はその分人材リソースを投下しないとクオリティを担保することが難しくなってしまう場合もあります。
細部に関しては、無理のない費用感になるよう、発注時にご相談いただいた方がよろしいと思います。

アウトプットに応じた費用感を理解した上で、商品撮影サービスを利用する

今回は、商品撮影サービスのオプション費用に関してご説明させていただきました。オプション費用になる可能性のある項目を一通り上げさせていただきましたが、中には全体の費用感の中で対応できる場合もあるかと思いますし、各社によって対応は幅広いでしょう。
問題は、無理のない費用感でWin-WInとなるパートナーシップを築いていくことだと思います。
御社のビジネスをより加速できるパートナーは1社でも多い方がいいはず。
例えば弊社は撮影サービスを基本としながら、ランディングページの制作やウェブメディアの運営まで、相談があった項目に関してはさまざまな案件をサポートさせていただいています。
時には、ベストと考えられるパートナー企業をご紹介することもあります。
各社によって異なるサービスの違いを比較しながら、御社の成長につなげていただければ幸いです。

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