モデル撮影 商品撮影 撮影関連ブログ

モデル撮影と商品撮影の違いは?【初めての撮影サービス発注】

近年、初めて撮影を発注されるという担当者樣からのご相談を多く頂戴します。ビジネスの多様化から、アパレル事業や食品、化粧品などの通販事業を開始する際には、写真撮影が必要になります。今回は、撮影の代表的ジャンルであるモデル撮影と商品撮影の違いについて、ご説明したいと思います。

撮影のキホン 商品撮影とは?

商材をPRするためには、必ず写真が必要になります。海外で生産する場合、卸業者樣から購入する場合などさまざまなケースを問わず、求められるのが商品撮影。最近では、AmazonやYahoo!ショッピング、楽天といったショッピングサイトや、百貨店の顧客向け通販サイトなどが身近です。その中で、最も多い写真は白バック(白い背景)の写真です。
白バックの写真とは別に、イメージカットという写真もあります。背景を生かして商品のイメージを引き立てる方法です。こちらは、料理(通販食品)や化粧品、酒類、雑貨などで多く撮影されます。
白バックの写真に比べ、イメージカットの方が1カットあたりの単価は高くなりますが、商品の使用シーンなどをより強く印象づけることができます。

撮影のキホン モデル撮影とは?

モデル撮影とは文字通り、モデルを起用して商品のアピールを行う撮影手法です。特にアパレル商品の場合は、着用してみないと商品の形状がうまく消費者に伝わりにくいため、モデルを起用した撮影を行うことが一般的です。楽天やZOZOTOWNといったサイトでこうした写真を見る機会もあるでしょう。Amazonではモデル撮影より、商品写真をメイン画像にした販売方法を行うショップの方が多いようです。 モデル撮影は主に、ファッション関連の商品や美容関連(化粧品、美容グッズほか)などで用いられますが、健康食品(ラインディングページ用のイメージカット)などでの撮影需要も増えています。
また、補足として、水着や下着対応が可能なモデルは費用が高くなります。通常、モデル撮影を行う際には「モデルが商品イメージにマッチしているかどうか」も重要な判断基準となります。
一例を挙げると、弊社スタジオでは毎月10名以上のモデル希望者から応募がくるのですが、選考に力を入れているため、希望者のみなさんには申し訳ないのですが、実際に書類選考を通過して面談を行う方は10分の1以下です。厳しい基準を設けるからこそ、より良い撮影を行うことができます。

▼厳選された弊社スタジオ自慢のモデルリスト
https://www.readyload.net/models/model_list.html

モデル撮影と商品撮影、できるだけコストを抑えるためには

制作管理を行う担当者のみなさまにとって頭が痛いのは、制作コストをどのようにして抑えつつ、自社商品の魅力を消費者に伝えるか?という点ではないでしょうか。
弊社にも、撮影日を格安に抑えつつ、クオリティもあげたいというお客様の問い合わせが多く寄せられます。 販売する商品が自社製造か、他社から仕入れて販売するかによって異なりますが、新しく発売する商品やサービスは、卸売業者やメーカーの方で公式画像を支給可能な場合もありますので、もし無料で使用できる写真がある場合、活用できるかどうかをぜひ調べていただくと良いでしょう。
自社開発商品や、公式画像が使用できないケースは撮影が必要になります。特にショッピングサイトに新しく参入する場合、1-2点のみの商品だけでは競合他社より目立つことがどうしても難しくなってしまうため、できるだけ多くの商品を一度に投入した方がいいといえるでしょう。特に自社ECサイトの場合、写真の仕上がりについては、一定のクオリティや統一感が求められます。言葉は悪いのですが、中途半端な見せ方ではなく、限られた予算の中でしっかりとした撮影を行い、「いかに目立つか」が大事になってきます。

売れているブランドやショップから、商品の見せ方を研究

また、「商品の見せ方」も大事な要素のひとつです。私たちも普段の業務において、プロの撮影スタジオとしてアングルや撮影カットの内容についてのアドバイスは可能な限り行わせていただいているのですが、最終的に商品の魅力を一番良くご存知なのは担当者ご自身です。そのためには競合各社や売れているサイトを研究し、どのような見せ方を訴求しているかを日頃からリサーチしていただくことが重要になります。

商品の見せ方 | 参考サイト
Eザッカマニア(アパレル) https://item.rakuten.co.jp/e-zakkamania/
ユニクロ(アパレル) https://www.uniqlo.com/jp/
DHOLIC(アパレル) http://www.dholic.co.jp/
DHC(美容・化粧品) https://www.dhc.co.jp/main/main.jsp

*特にDHCは、各商品ページがランディングページ化されているので、参考になります。

モデル撮影と商品撮影、どちらからスタートする?

悩ましい問題ですが、理想としては、モデル写真で差別化を図る方法がベストであるといえるでしょう。すでにEC市場でたくさんの商品があふれている状況ですので、競業他社と異なる魅力を打ち出していく方法があります。
オンラインで自社商品を訴求する場合、差別化の方法は…

・写真
・コピー(文章)
・デザイン
・SEO的な施策

といったやり方があります。 既存ショッピングサイトに出店する場合、フォーマットが決まっているために(そのぶん出店はしやすいものの)どうしてもコピーやSEO的な施策では、他社より目立つことは難しくなってしまいます。
写真に関しては、googleやYahoo!検索で弊社のようなプロフォトグラファーが運営するスタジオを探すことが一般的だと思いますが、商品を説明するコピーライティングも重要な要素です。化粧品や健康食品を扱うランディングページであればWEB制作会社がコピーとデザインまで担当することが多いため、問題ないかもしれませんが、自社ECアパレルサイトだとコピーライティングの要素が弱いところが多いようです。
例えば楽天やZOZOTOWNなどで売れているショップは商品を説明するコピーにも力を入れていますので、ぜひこの点は軽視せず、しっかりと注力していただくことで検索対策につながります。 また、写真素材に文字や飾りを組み合わせてデザインで魅力をアップさせる、という方法もあります。(同様の問い合わせが多いため、弊社スタジオでは撮影だけでなく、Amazonや楽天向けに画像加工とデザインを組み合わせたプランも承っています)

商品撮影とモデル撮影を使い分け、継続的な成長を目指す

今回は、これから撮影を発注を検討しようという企業の方々へ向けた「モデル撮影と商品撮影の違い」の基本についてまとめさせていただきました。
各カットをどのように撮影するか、細かい戦略的な部分は個別の商品によって異なりますので、今回の記事だけでなく、折に触れて本サイトのコラムで解説させていただきます。 もうひとつ、最後に付け加えさせていただくと、ネットショップにしてもリアル店舗にしても、一度撮影をしてしまって終わりではありません。
いかに継続したビジネスに育てていくかという持続性が大事です。撮影カットによって御社商品のイメージをアップさせ、クライアント各社様の身近なパートナーとなれるような、そんなお手伝いができればと思います。

-モデル撮影, 商品撮影, 撮影関連ブログ

© 2024 高品質な商品撮影サービス 東京 新宿レディロード・スタジオ